『少年よ、夢の国へ』

   ・静雄(→)臨也。
   ※折原家捏造。
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思えば、予兆はあった。幼い頃から続いていたことだ。
あやふやな差出人からの手紙は、当時御伽噺が好きだった自分には虹の根元を見つけたかのように感動したものだった。見えない電波に乗って電子メールが飛び交っている時代に、御伽噺に登場する、シーリングをされた封筒が送られてくる自分は特別なのだと、そう信じていた。
彼が毎月、定期的に送ってくる手紙は、常に当たり障りのない、誕生日と、誕生から何日経ったかを祝う内容のものであったが、大人には内緒という約束が末尾に必ず付けられていた。当時の自分は子供にしては賢かったから、その手紙の内容以前に、そんな手紙が自分に届けられていることを誰にも話さなかった。そうして、自分がひらがなを読めるようになった時から届き始めた、怪しい謎の手紙は、十八を迎えた今でも毎月投函されていた。
そして夢の国へ連れて行ってくれるという約束が、今日果たされるのだ。
夢の国への案内は、十歳の誕生日の時に送られた手紙に付け加えられていた。あと八年もすれば、夢の国に連れて行くことができる、と書かれたその手紙を信じて毎日を生きてきた。一般的な子供とは違う境遇に存在することを知り、視界が気持ち悪いくらい濁っていったあの頃、書によって語られる夢の国の存在は確実に俺の支えになっていた。
その国では、自分の望みをいくらでも叶えてくれるのだという。食事は勿論、金も遊びも何もかも満たされるという。勿論そんな天国のような場所はこの世には実在しないと流石にこの歳では分かっているので、特別にその時は自分のためになんでもしてくれる、という意味で受け取っている。
けれども、その夢の国への招待は、十八歳の誕生日でないと駄目なのだそうだ。自分は十五でも、十八でも、二十一でも変わらないという自信があるので、十八でなくてはならない理由は疑問に思ったが、もてなしにあまりに準備をかけすぎて八十歳にされても困るので、十八歳の誕生日で夢の国に行くことにしたのだ。
封筒には毎月何かしらの食料が入っている。十八歳の誕生日には、粉末ジュースが届いていた。パックにはイチゴ味だと書いてある。粉末を生温い水道水で溶いてストローで飲みながら、封筒の手紙を読んでいった。九時に池袋駅で待ち合わせようと書かれていた。現在の時刻は八時。今から向かえば十分に間に合う時間だった。
支度をして、家を出る。軽やかな足取りで駅を目指す。夢の国はもうすぐなのだ。どんなお祝いをしてもらえるのか楽しみだった。今日は学校があったような気がするが、そんなものはどうだっていい。いつも休みがちなのだから今日休もうと何も問題はない。
待ち合わせ場所のいけふくろうで手紙の送り主と出会った。すぐに気が付いた。手紙に染み付いている香水の匂いと同じ匂いがしたからだ。良い場所を予約してあると、男は言った。夢の国と称するレストランか何かだろう。手を引かれる。まるで御伽噺のようだった。王子様がお姫様の手を引いて城へ連れ帰るようだった。昔はそんなことに憧れていた時期もあったのだと懐かしく思うと同時に、今日だけは、念願の夢の国で思う存分楽しむのだと決めていた。
夢の国へは高速道路を使う必要があると言われ、男の車に乗せられた。やたら現実的な話だったが、そんなことで夢の国行きを断念するほど俺の信念は脆くはない。もし男が悪人ならば、ここで危ない目に遭うのが定石だが何も起きなかった。後部座席に座った俺は、走り出した車窓から外の景色を見ていた。やがて景色は単調な高速道路に変わっていく。まだ灯っていないナトリウム灯を次々と横切っていく様子は催眠術そのものだった。





目が覚めた。ソファに座らされている。小さな部屋だった。とはいえ開放感はある。吹き抜けの天井から明るい晴れた空が見えて、大きな観葉植物が植えられている、昔、写真で見たリゾート地のホテルのようだった。
ローテーブルの上に豪華な食事が並んでいた。三段プレートにはデザートが惜しみなく盛られていた。グラスにはアイスティーが満たされている。向かいの椅子に座る男が、全て食べて良いと夢のようなことを言うので遠慮なくいただくことにする。朝食は粉末ジュースだけだったから、少し空腹を感じていた。いつもは空腹など感じることはないのだが、きっと夢の国にいるせいだろう。
窓の外を見れば、沢山の人間が町を歩いていた。人という人がごった返しながら闊歩している。目が回るような美しさだった。自分は人間が大好きだったから、こうして人に近くに居ることができるのは最高に嬉しいことだった。人間といるのは心が落ち着くのだ。たとえ蚊帳の外から見ているだけだったとしても一人でいるよりはずっと暖かい。そんなことも夢の国だから、当たり前か。
食事をしながら、ソファーから外をじっと見続けていたら、また眠たくなってきた。他人よりも多く睡眠を取れる時に取るのは、余計な体力を使わないようにするための本能である。夢の国では誰にも危害を与えられない。化け物に襲われる心配もないし、誰にも怒鳴られることもない。安全地帯であるこの世界で、ゆっくりと休んでおきたいのだ。
男はベッドへ誘導してくれた。夢の国で眠るなんておもしろい、と苦笑しながら、それがしたいことならばすれば良い、と言う。俺はその言葉に甘えながら、ふかふかのベッドに甘えた。この世のものとは思えない柔らかさに包まれる。
夢の国で見る夢は、どんな夢になるのかな。男に尋ねれば、彼は微笑んで、さらさらと俺の頭に粉を振り掛ける。きらきらとした粉だ。金粉のような、グリッターのような魔法の粉を、全身に振り掛けていく。良い香りだった。胸いっぱいに魔法の粉を吸い込む。夢の国の妖精が君を飛べるようにしてくれるのだと、そういう御伽噺を聞かされて、たまにはそんな童心に還る夢も良いものだと、俺は目を閉じていく。埃を吸い込まなくて良いので、呼吸が安定する。

夢は、斑の様に見る。眠りは疎ら。水面すれすれを泳ぐときもあれば、深海でひっそりと体を横たえている時もある。浮かんだり、沈んだりを交互に繰り返しながら、夢を泳ぐ。蝶が空を飛んでいるかのようだ。もしかしたら自分は蝶になったのかもしれない。ふらふら、ゆらゆらと独特な軌道を描きながら羽を動かしていく。鱗粉を振りまきながら飛んでいく。
どれくらい飛んでいたのだろう。ふと、聞きなれた声が聞こえたような気がする。それはどんな声だったか。自分の名前を呼んでいる気がする。けれども、それは怒声ではない。ので、起きる必要はない。それは愛した人の声ではない。ので、起きる必要はない。好きだった人はこの世界には訪れない。ので、起きる必要はない。誰にも怒られない、誰にも殴られない、誰にも好かれない、誰にも祝われない、その暖かくて優しい夢の海の中で、空の中で、海の中で、心地良い声を反芻させながら、俺は夢の国に溺れている。或いは、俺は妖精の粉を振りまきながら夢の世界を飛び回る。





あの日の朝ほど騒々しかった日はなかった。隣のクラスがざわついているのを横目で見ながら、俺は悠々と自分の教室に入った。引き戸を開けると、近くに屯していた男子生徒は蜘蛛の子を散らしたように逃げていった。
一番後ろの自分の席に座ると、前の席に座っていた新羅が此方を振り返った。挨拶もせずに、新羅は黙って新聞を手渡した。その日の朝刊、一面には大きな見出しが躍っていた。池袋、高三男子、誘拐。その三つの単語のすぐ下に、事件の詳細が書かれていた。自分にとって最も忌むべきその名が、キラキラした発音のフリガナと一緒に書かれていたのだった。しかし驚きはしたもののその日の自分は何もしなかった。あんなノミ蟲なんて誘拐されて当然だと思っていた。少しは痛い目を見れば大人しくなるのではないかと淡い期待をしていた。
失踪から五日経って、やっと臨也は発見された。都内の外れにある、地下室で眠っていたところを救出されたらしい。既に誘拐犯はおらず、臨也一人だけが現場に取り残されていた。特に体を縛られたり、暴行を加えられていたわけではないと聞いて、俺は少しがっかりした。心臓に毛の生えた臨也のことだ、その程度では反省なんてしていないのだろうと思った。結果は想像以上だった。
臨也の状態が安定しないらしく、新羅と門田が病院へ見舞いに行った。その翌日に彼らから話を聞けば、新羅は気まずそうに目を逸らして、自分の目で確かめてみると良い、と一言だけ返事をした。
病室のベッドで、一人ぽつんと座っていた臨也は、俺が入ってくるなり……ナイフを投げるようなことはせず、ただその場でニコニコと笑っていた。宿敵が声を掛けても、ニコニコしているだけだった。不気味なほどに、ノミ蟲は機嫌良く笑っている。酷い目に遭ったはずなのに、何も感じていないその笑みは、気味が悪かった。
相手が療養中の身だと知っていながらも、俺は臨也の胸倉を掴んで怒鳴りつける。なんとか言え。しかし臨也が発したのは、言葉にならない声だった。明記できない、文字にできない、そういう人間の鳴き声だった。無理矢理言うならば、ああ、とか、うう、とかいう呻きに似ていた。切れ長の目を細めて、楽しそうに歌うように呻くのだった。俺は臨也から手を離した。後ずさった。一種の恐怖心だったように思う。ノミ蟲が灸を据えられればいいと思っていたくせに、臨也の変わり果てた姿を認めたくなくて、俺は病室から逃げ出した。

病院から飛び出した俺は、池袋の町を全速力で走っていた。憎い敵のために動揺するなんて、今から思えば浅はかだった。恐怖心に飲まれないように、ライオンに追われるウサギのようにみっとも無く走り回っていたのだ。自分の家に帰ろうと、自室に帰ってベッドに入って全身の震えを抑えようと、自分に落ち着けと言い聞かせながら足を動かした。そうして、自らも臨也のように自暴自棄になりそうだった時、俺はふと足を止めた。ありがちな住宅街の中にその一軒家は佇んでいた。表札は折原。
何を思ったか、俺は無意識の内にインターホンを押していた。家からは眼鏡をかけた幼い少女が扉を開けて、此方を警戒するように睨んでいた。しかし俺の制服が兄の同級生のものと同じだと判断したらしい、ほんの少しだけ警戒を解いた。半開きのドアから見えたその瞳は疲れたように濁っていた。マスコミにも似たように押しかけられていたのだろう。そして、イザ兄の部屋ならそっちです、と言うなり少女は再び家の中へ戻ってしまう。ドアの内側から鍵のかかる音がした。
臨也の妹が指を指した方へ目を向ければ、ガレージの付近に、小さな扉があった。倉庫の入り口のような扉だった。俺は体を屈めながらその扉の向こうへ進んだ。戸の奥は階段になっていた。小さな段差がつけられたその階段には、鉄扉があった。鍵はかかっていなかった。俺は鉄扉を開ける。真っ暗な部屋だった。部屋の壁を伝って、手探りでスイッチがないかを探す。暫くして出っ張ったボタンを見つけて、カチリ、と電源を入れた。チカチカと明滅しながら、ゆっくりと小さな電気が灯った。
本来地下室とか、物置とか呼ばれるはずのその部屋は、紛れもなく臨也の部屋だった。ひとつしかない電気の下で、勉強机がひとつだけ置いてあった。簡素な椅子が置かれている。塗装の剥げた机には埃が積もり、椅子に掛けられたブランケットは毛羽立っていた。その他に私物は何もない。調べるも何も物がないのだ。何もすることはない。のだが、俺はなんとなく気になって、机の引き出しを開けた。
一段目は空だった。二段目も空だった。それでは三段目はどうか。取っ手がガタガタと揺れる。鍵が掛かっている。しかしそんな小細工は俺にとって何の問題にもならない。鍵を壊して、引き出しを引っ張った。バサバサと中から大量の紙が飛び出した。引き出しにこれでもかというほど詰められていたのは、大量の封筒だった。古びた封筒が、百六十八通。
俺は何を思ったか、ずっと昔に封の切られた封筒をひとつずつ読んでいった。仇敵の情報なんて知りたくもなかったはずなのに、自分でも何故だかわからない。ただ、誰にも開けられていなかった引き出しを初めに開けたのが自分だから、というそれだけの簡単な理由ではあるかもしれない。
どの封筒にも宛名には『臨也へ』としか書かれておらず、裏面に差出人は書かれていない。消印も付いていないため、ポストを通して送られたものではないらしい。時系列が分からないので、なるべく劣化の進んだ封筒から開けていく。中に入れられた手紙そのものは常に一枚。全て『何歳になった臨也くんへ』という書き出しで始まっている。最初のものは五歳。最後のものは十八歳。途中で『出生から五歳と四ヶ月経った臨也くんへ』という類のものも見つけた。差出人は毎月四日にこの手紙を折原家のポストに直接投函していた。
全百六十八通の手紙を読み終わる頃、ああ、そうか、と俺は溜息をついた。これでは誘拐犯ではなく折原家に雇われた使用人が悪かったと言わざるを得ない。この狭苦しくて埃っぽい地下室を自室としていた臨也の、想像を絶する暮らしを自分は初めて知ったのだ。
海外赴任で忙しい両親の目が届かないことを良いことに、彼はこの部屋に閉じ込められていた。知恵が先か、苛斂が先か。疎まれたのが先か、刃向かったのが先か。ノミ蟲の小生意気さを良く思わないのは自分だけではなかったらしい。故の仕打ち。
この大量の封筒は、確実に幼い頃からの臨也の支えになっていたのだろう。夢の国と称するあの誘拐事件こそが、彼にとっての生きる目的の全てだったのだ。





十七歳の俺は、そこで考えることをやめたように思う。手紙の中身を全て解読できないまま、封筒は壊れた引き出しに入れ直して、そのまま無理矢理引き出しを閉めた。引き出しは嫌な音を立てて役目を終えた。もう一度取っ手を引っ張ろうとすると、俺の力でもびくともしなかった。力任せに閉めたために机の天板の裏側に突っかかってしまったのか、鍵があってもなくても開かずの引き出しにしてしまった。そしてあの地下室を出て、墓場を彷徨う亡霊の様にふらふらと自宅に逃げ帰ったのだ。勿論、あの手紙の話は誰にも伝えていない。
今になって考えてみれば、差出人の言いたいことが分かった気もする。差出人は奇妙なくらいに臨也のことを知っていたし、やけに十八歳という年齢に拘っていた。ノミ蟲が十歳を迎えた頃の手紙からは、夢の国へ連れて行く、との文字を多く書くようになった。
臨也の周りに悪い噂が絶えなかったことは良く知っている。情報屋の真似事をしているとか、ヤクザの配下についているとか、そのためには何をするのも厭わないとか。人間愛を語るために、体を汚しているとか。
もしそれが事実ならば、差出人が何をしたかったかなんて明白だった。立場と、境遇を利用して囲おうとした。魔法の粉と呼ばれる怪しげな薬を与えながら、意識を手放した臨也の羽を捥ごうとした。流石の俺でもそんな非道なことはできない。それも十三年もかけて。まるでこうなることが最初から分かっていたようだった。逆に、ノミ蟲が誰かをそうして貶めるならば赤子の手を捻るようなものだろうが。蟻の四肢を引き千切る幼子のように。

そういえば、臨也が居なくなったとされる六年前の五月四日の朝、俺は通学路の一ルートとして組み込まれている池袋駅で臨也を見たかもしれない。一瞬の出来事だったので、あの独特の胸糞悪くなる匂いで確認することもできなかったが、あの短ランに赤いシャツの少年と一緒に居た男こそが、例の手紙の差出人だったのではないだろうか。勿論、全く別の無関係な人間の可能性もある。学校に行く前に、別の誰かと情報の取引などという笑えないことをしていたのかもしれない。そもそもあの少年が臨也だったのかどうかもわからないのだ。臨也はあの事件以来全く学校に来なかったので、あの学ラン姿ももう記憶の奥深くに沈んでしまっていた。憎たらしかった姿は、じわじわと紙を炙るように俺の記憶から消えつつあるのだ。
だがもし、あの少年が臨也だったのなら、そして一緒に居た男が夢の国への案内人だったとするならば、あの時何故俺は臨也の手を引いて逃げなかったのだろう。たとえ人違いの可能性があったとしても、余計な世話だったとしても、男に連れられて行くあの背中を追うべきではなかったのか。それよりも前にまず、一時の恥を嘆く前に、何故俺は臨也のことを知ろうとしなかったのだろう。変人は如何にして変人となったのかを知らずして殺めようとしたことを今では後悔している。
けれども、それは同情でしかないことを俺は分かっている。ノミ蟲は死ねばいいと思うくらい憎んでいたし、ノミ蟲を好きになれる部分なんて一つもないのだ。もし臨也が今の俺の態度を認識できるのならば、シズちゃんのくせに俺を憐れまないでよ、と怒るに決まっている。互いに虫が好かないのだ。そんな相手にかけるものなど、せいぜい同情でしかない。そのはずだった。
それなのに、俺は毎年この病室を訪れている。あの膨大な文字の海の一角に書かれた、『君は恋を知らなくて良い』という言葉が頭にこびり付いたせいなのだろうか。手紙は臨也に向けて書かれたものなのに、まるで差出人は第三者が手紙を読むことを見越していたかのようだった。
その臨也は、今は眠っているか起きているかの二つしかない。起きているときはぶつぶつ言葉にならない何かを呟きながら、ふわふわと笑っている。何が可笑しいのか、起きている間はずっと微笑みを崩さないのだ。時間が止まったかのようだ。俺が持ってきたなけなしの花束は視界に入っていない。時間の止まったままの彼は未だに誰にも誕生日を祝われていないのだ。こうして宿敵が毎年祝ってやっても見向きもしない。人形の誕生を祝うのかと、音程の外れた臨也の声が俺を嗤う。そして突然壊れた玩具のように臨也はベッドに倒れこんだ。暫くして安定した呼吸を繰り返し始める。眠るか起きるかの二択のうち、前者を取り始めたのだ。
何をしても反応を返さない抜け殻に、何故だか悔しくなって、俺は臨也の名前を呼んだ。彼はぐっすりと眠りに落ちている。当然、声が届くはずもないのだ。未だにまどろんだ夢の中を飛び回っているのだろう。
臨也は、高校生のままだ。少年という殻を脱ぎ捨てる、十八歳を迎えたあの日のままで、妖精の粉を飲んだ体だけを置いて夢の国に飛び立ってしまった。笛を吹く道化に連れられて、洞窟の向こうの永遠の国に行った子供と同じなのだ。永遠の少年は、無垢なまま、二十三回目の誕生日を迎える。






   いつもより多めに電波っております!降臨祭2014です!いざやくんは今年で十歳のお誕生日ですね!おめでたい!
   虐待児臨也がふしぎなくすり飲まされて池袋で海を見ちゃったの、ゲホゲホするお話でした。わかりにくくてすみません。。
   このストーキング送り主は九十九屋さんでもいいですしただのモブでもいいと思います。もしかしたら静雄の自演かも?
   十八歳という年齢は少年が大人になる特別な年齢だと思うのです。臨也は大人になっても子供のままなのです。ピーターパン。

   2014.05.04
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